2012/01/23

グローブの刻印

グローブには、いろんな刻印が捺印されていますが、何のために捺印されているか、ご存知でしょうか?
1番目は、グラブのシリーズ、ランクを示した刻印。
2番目は、品番を示した刻印。
この2つは、グラブにとって不可欠なものですが、この次に必要なのは、「MADE IN JAPAN」などのどこ産かという刻印です。
ジュンケイ‐グラブでは、もう1つ重要なのが、どの工場で作られたグラブなのかという事です。
同じ会社の商品でも、いくつかの製造メーカーに作らせている場合が多いので、統一感は無いと思います。

ここで、裏話!?ですが、上記以外のいろんな英文字の刻印を押すのに隠された理由があるのです。
それは、革の質や、傷、しわ、汚れ等を隠す(紛らわす)ための刻印です。
よく、訳の分からない英文字で、黒のインクを付けた刻印あちらこちらに押したグローブを目にする方は多いと思います。
グローブを見る人の目は、知らず知らずのうちにその刻印マジックに騙されていきます。

ジュンケイ‐グラブ産のグローブが、「黒インク」の刻印では無くて、「素焼き」にこだわり、必要最小限度の刻印にしているのは、この革に自信があるから、この様にしています。

グローブは、高級な革の芸術品でもありますので、無駄な刻印に翻弄されないように、革質もしっかり見極める事が、結果的に良い買い物という事になるでしょう。


tony