2010/10/04

グローブとグリスの関係

今日はグローブとグリスの関係について書きたいと思います。
まずグリスとは裏平(グローブの手入れ部分)と表の受球面の間に入れるべたべたした固形の物の事です。アタッチメントグリスとも呼ばれています。

このグリスを受球面と裏平を接着するために入れていると思われがちですが、当社のグリスの役割は革の保湿と考えています。
グローブを手入れする時には表面にオイルを塗ると思います。しかし表面は加工されているのでなかなか革の中まで浸透しにくいのです。そのため中に固形のグリスを入れ中から外に染み渡るようにしています。なので普段の手入れで手の届かない所を補うものがグリスだと思います。

接着に関しては、グローブの型の表裏がきっちり合っていれば受球面が浮くという事はほとんどありません。

グローブとグリスの関係は見た目のための関係ではなく、革の状態を保つための関係だと考えてください。グリスで見た目をごまかしているグローブはグリスが減ってくると絶対に受球面が浮き上がってくるのでグローブを購入の際は気をつけてください。

硬式グローブはもちろんですがグローブは決して安い物ではないのでしっかり物を見極めて良い物を購入することをおすすめします。


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『オリジナル硬式グラブ製造・販売
  株式会社 JUNKEI-GLOVE』